(後編) 物語を綴るように起業しよう ー 家入 一真


AngelBaseによる、エンジェル投資家インタビュー第六弾、後編の回になります。
前編はこちら



—-プロフィール—-
1978年生まれ、福岡県出身。株式会社paperboy&co.(現GMOペパボ)を福岡で創業し、「ロリポップ」「カラーミーショップ」「ブクログ」「minne」などを創る。2008年にJASDAQ市場へ上場。退任後、クラウドファンディング「CAMPFIRE」「polca」を運営する株式会社CAMPFIREを創業、代表取締役社長に就任。他にも「BASE」「PAY.JP」を運営するBASE株式会社、50社超のスタートアップ投資・育成を行う株式会社partyfactory、現代の駆け込み寺シェアハウス「リバ邸」の全国展開なども。インターネットが趣味であり居場所で、Twitterのフォロワーは16万人を超える。
————————-




誰か1人の顔を思い浮かべて、手紙を書くようにビジネスを作れ

ー 個人をエンパワーする時代になってきていると思うんですが、Studygiftも今なら時代にあっているように感じますし、こういった個人をエンパワーメントするサービスにはいつも家入さんが絡んでるように感じるのですが、そこには何かヒントがあるんでしょうか?

僕自身が事業を作るときや、僕の支援する若い子達常に言っているのが、『身近な誰か1人の顔を思い浮かべ、その人に手紙を書くようにビジネスを作れ』ってことですね。
20代の女性に向けて〜とか30代の経営者に向けて〜とか、みんなすぐそういうことを言っちゃうんだけど、顔が見えない匿名の相手に何かを提供しようとしても、結局誰に刺さっているかわからないまま終わってしまうんですよ。もちろん、そういうやり方で上手くいく人もいるとは思うし、僕のやり方と合っていないだけなんですけどね。とにかく1人、顔を思い浮かべろと。自分でもおばあちゃんでも友達でも恋人でも誰でもいいんだけど、誰かの顔が思い浮かばないんだったら、それは自分がやるべきことじゃない。その顔が思い浮かぶ誰か別の人がやればよくて、わざわざ自分がやる必要が無いことであると思います。

特定の誰かのために作るサービス、みたいなものが常にベースになるので、結果的に個人に向いたサービスになるんだなぁと思います。もともとBASEも鶴岡くんのお母さんに向けたサービスでしたしね。
そういう思想で作ると、最悪そのビジネスが上手くいかなくても、最低でも1人は喜んでくれるんですよね。それってすごく良いなと思っていて。結果、誰も喜びませんでしたになってしまうと悲しいけど、上手くいかなかったけどこいつだけは喜んでくれたっていうのがあると、もはやそれは失敗ではない(笑)。そしてよし、もう一度何かやろうって思えるんですよね。

ieirisan-1

インターネットの本質は、無名で力もお金もない人間が、声をあげられるためのもの

ー 家入さんが作られてきたサービスはたくさんありますが、1つ1つどんな人を思い浮かべていたのか気になります。

CAMPFIREは自分自身や芸大予備校時代の友人だったりします。
個展をしようと思ってもギャラリーを借りるのって意外に高いんですよね。だから、みんなグループ展とかをよくやるんですけど。当時10代の後半頃に、福岡でお金がない中グループ展をやったんですけど、そういう人ってたくさんいるんだろうなと。そんな、絵に限らず表現をしようとしている人たちのために、自分に何ができるだろうか、みたいな。絵描きやダンスをする人、DJ、演劇の人達が、僕の周りに多いんです。好きなんですよね、こいつ絶対大成しないだろうなって人がたくさんいて、でもそういう人が、必死に頑張っていたりするじゃないですか。
そういった人が使えるものを作りたいってのがずっとありまして。一番最初に作ったサービスのロリポップ!レンタルサーバーもそういう思いでしたし、もっとお金の支援ができたら、という意味でCAMPFIREを作りました。

僕は、引き篭もりだったときからインターネットに助けられていたんです。インターネットは、無名で、力もお金もないような人間が、地方に住んでいても声をあげられようになったことが本質だと思っています。

クラウドファンディングでも、多額のお金が集まった事例や大企業、有名人が利用した例などが話題になりやすいですが、大事なのは、その裏にある、5万円を集めて個展をしました、10万円を集めてフリーペーパーを作りました、というような、決して光は当たらないかもしれないけど、それを使うことで声を上げられた人たちの存在だと思っています。インターネットはそういう人たちのためにあると思っていますし、起業するのも同じですよね。力もお金も無くて無名な人が起業をする時に、僕に何ができるのか、を考えていきたいと思っていて。エンジェルが増えているのはとても良いと思いますし、エコシステムが出来てきたとも感じるんですが、一方で、若くて経営についてよくわかんないまま起業した人に対して、時間を奪う起業家上がりのエンジェル投資家もいるなと思うことも増えて来ました。
有安さんも、『良い経営者が良い投資家であるとは限らない』って言っていましたけど、本当にその通りだと思いますね。時間を奪う投資家には本当に気をつけろと言っています。じゃあ自分が全くそういうことをしていないかというと、不安になりますけどね(笑)

出資したからと言って、上から偉そうにトンチンカンなことを言ってくる投資家とか、株主だぞ、と毎晩のように飲みに連れ回されたりと、時間を奪う人っていっぱいいるんですよ。言うこと聞かないなら株を買い戻せ!って言ってくるエンジェルとか。それってリスクマネーでもなんでもないですよね。




ー それで言うと、家入さんはどういった距離感で起業家と接していますか?

基本はおまかせですね。求められれば定例なども参加したりしますが、出席率はだんだん悪くなる方です(笑)。人を繋いだり、次のファイナンスを一緒に考えたり、悩み相談に乗ったりは頻繁にあります。

ieirisan-3

ー 相談を受けることは多いですか?

事業面の相談と言うよりは、人生相談みたいな、心の相談はよくありますね。起業家って誰にも相談できないことも多いですし。

ー 例えばどんな事例がありますか?

ある起業家の子でいうと、事業面においては他のエンジェルががっつりメンタリングしてるので僕の出番はなかったりするんですね。でも例えば「遅刻して偉い人を怒らせてしまいました……。」なんて落ち込んでる時には、僕に相談メッセが飛んでくる。そこで僕は「遅刻したくらいで怒る奴とは、いづれ時間の問題で喧嘩になってるだろうから、今のうちにわかって良かったんだよ」と励ましました(笑)
ビジョンやミッション制定などの時もよく相談がきますね。その子のやろうとしていること、実現したい世界を研ぎ澄ませて言って言葉に落とすのは得意なので。
最近だと投資先の ツクリンクのビジョン相談にも乗ったりしてました。僕、昔、春の起業祭りっていうのをやったんですよ。そこで生まれた会社です。

ー あー、それ懐かしいですね。見ていました。

Twitterでハッシュタグをつけて呟いてくれたら、その中からランダムに3名ピックアップして無理やり起業させます、というのをやったんです。めちゃくちゃ応募あったんですよ。1〜2万人くらい。最終的に、選ばれた3人は起業できなかったんですけど、起業祭りで選ばれなかった人たちが勝手に「負け組の会」なんてグループを作り始めて、「自分たちを選ばなかった家入を見返そう」と、そいつらで起業したんですよ。それがハンズシェアという会社で。

「家入さん、俺ら起業しました」って言いに来たので、何やるのって聞いたら、「ベンチャーのステッカー作成代行やりますよ」と。うーん。。。と思ったけど(笑)、経緯が面白かったから出資させてもらったんです。そのサービスは結局ピボットしたんですが、代表の内山くんがもともと鳶職だったので、過去の経験や鳶職ならではの悩みを考えた時に、テクノロジーで鳶職の人たちと現場をマッチングするサービスをやったら面白いんじゃないか」ということでツクリンクというサービスを始めたんです。これが伸びてるんですよね。Sudax (エンジェル投資家 須田さん)も可愛がっていますね。

そういえば、Sudax経由というのもちょくちょくありますね。もともとCAMPFIREの石田くんもSudax経由ですね。彼もアエリア出身だったんです。当時彼が、農力村という畑の区画買いサービスをやっていまして。要は、このおじいちゃんの畑のここの区画を買いますっていうシムシティみたな指定ができて、その区画で獲れた米が実際に送られてくるんです。最近楽天が近しいサービスを始めていますね。
僕はめちゃめちゃそのサービスが好きで、彼がアエリアを辞めようとしていたので、そのサービスを僕が引き取ろうとしたら石田くんもついてきたっていう経緯です。

ieirisan-4

時代の先をいくサービスをいくつも生み出していた

ー ツクリンクもあの時代で考えたらだいぶ早いサービスですよね。

そうなんですよね。時代が追いついて来た(笑)。そういうのが結構多いですね。先日、BASEの鶴岡くんとイベントをやっていて面白い話がでまして。昔に作った、Livertyという団体から生まれたサービス一覧を見ていたら、結構時代を先駆けしているものが多かったんです。

例えば、ぼくのおつかいというサービス。当時大学生で暇をしていた2人組が、「お遣いだけで食っていくことができるのか」ということを実験してました。港区限定でやっていましたが、グーグルマップでそいつがいる場所を常に表示して、タバコを買ってきてとか電池を買ってきてみたいなお遣いをして500円をもらうという(笑)

ー スケールが大変そう‥(笑)

そう思うじゃないですか!でも、このサービスでこいつらが食えたら、世界中の時間が空いている奴らがマネタイズできるじゃんという。そして、これってUber Eatsじゃん!みたいな(笑)めちゃくちゃ早かったんですよ!

他にも、俺の俺による俺のための俺サロンっていうのがありまして。
有料で会員制の非公開のグループを作って、その中で交流とか発信とかやれるというサービスもありまして。でもこれって今で言うオンラインサロンじゃん!みたいな(笑)

ieirisan-5

起業は、壮大な社会実験

ー それらは、実際に始める人に対して家入さんがコンセプトを話されていたんですか?

そうですね。これからの時代は、個人の時間や能力だったりの、個人を切り売りする時代になるだろう、と。なので、個人をエンパワーメントするようなものを作ろうと。
ただ、僕らのやることとしては、特定の誰かがそれをまずやるところからしか物は始まらないという先の思想があるので、実際に時間が空いた大学生がいたから、お遣いをやらせてみたりしました。

他にもHayazonっていうのもありまして。東京中の本屋に大学生を1日中待機させておいて、注文が入ったら最寄りの本屋で買って自転車で運ぶという(笑)1〜2時間くらいで運べたので、Amazonより速いHayazonという名前にしましたね。これは1日で終わりましたが(笑)

ー 先ほどのお遣いの2人は、今何をされているんですか?

1人はBASEでプロダクトマネージャーになっていて、もう1人は東大の准教授だったかになっていますね。すごいですよね。イエガネーゼなんて呼んでて、当時はふたりとも家が無かったんです。
ふざけてますよね、ほんと(笑)2人とも生い立ちがすごく複雑なんですが、そういう子が大好きなんですよね。やたら僕の周りに集まってくるんですよ。どうしようもなかったりもするんですが、それがまた良いんですよね。

他にも、顔面広告というのもありまして。フリー素材でよく見る大川竜弥くんですね。当時僕のアシスタントだったんですが、本当に何もできない人間で。でも何もできないけど顔面に広告枠だけはあいてるなと思って、顔面に広告貼って生きてみたら?と言ってみたんです(笑)そしたら3ヶ月くらい食い繋げたんですよね。人間の空いた枠をリソースとして売るという、良いサービスだったなぁ・・。

要は起業なんて、壮大な社会実験だと僕は思っているので。

これは後付かもしれませんが、僕はもともと絵描きになりたかったという、モノに対する、自分なりの答えがあります。この時代において、自分が感じることが何かあって、それをキャンバスにぶつけることが絵画で、それを歌にするのが歌手なんだとすれば、起業家というのはきっとビジネスでそれを表現しているんだろうと思っていて、そういう意味で言うと、アートも起業も大差ないと思っているんですよね。要は、社会という池に石を投げ込むという行為なんです。波紋が起きるということは賛否が生まれることでもあるんですが、波紋は大きければ大きいほど良いと思いますね。出資相談されたら、起業家として何を表現したいのか、最終的にどういう世界を目指しているか、みたいな話は聞くようにしてますね。

ieirisan-5

社会不適合な人間が自分の居場所を作ることで、世界は変わる

ー それで言うと、家入さんはどんな世界を作りたいですか?

僕は『やさしい世界』が良いです。あれ、急にふんわりしちゃいましたね(笑)

日本は課題先進国じゃないですか。世界で豊かになりつつある国も、すでに豊かさを実現した国も、日本が今抱えているような問題をどの国もこれから先、迎えていくと思うんです。
解決のためのロールモデルは、課題先進国である日本だからこそ作れると思っていて。日本で生まれて日本で育って、今日本に生きている意味って、逆に言うとそこにしかないと思っていて。ここでいう意味っていうのは、課題に対して何ができるのかを、1人1人が考えることですね。そこに対してビジネスという形で向き合うのが起業家なんだと思います。そう考えると、特に若い人は生きづらくなっていくと思うので、自分は生きていて良いんだ、自分は声をあげて良いんだって思える社会がいいし、その時にそういった声を挙げられる社会が良いなと思います。

起業家なんていうのは、往々にして社会不適合な人間が本当に多いんですよね。僕もそうですけど、同世代や他の起業家と飲みに行っても、良い意味でも悪い意味でも人間的に破綻している人が多いんです。そういうのも含めて、社会に馴染めなかった人たちなんだなって思います。良くも悪くも。
そういった人たちが、自分みたいな人間でも生きていける世界を作りたいというのが起業というものなんだろうなと。自分のような思いを抱えた人が、他にもたくさんいるだろうと、自分を含めてそういった人たちが生きていける社会をつくりたい、というのが起業家の目指すところなんだと思います。

世界を作るという意味は、きっとそういうことなんだろうなと思ってます。
不適合者が自分の生きていける世界を自分で作ろうという、ある種独善的な世界なんですよね。僕が「居場所を作る」って言っているのも、一見良いことを言ってるなって感じるかもしれませんが、全然そんなことは無くて。僕がこういう世界が良いなと思っている世界を、僕の独善的な価値観にもとづいて作っているわけで、でもそれって違う方向からみたら悪だったりするんですよね。でも僕はこういうやり方でしかできません、という。

結局、社会に自分を合わせられなかった人が、むしろ自分側に社会を寄せようとしてるんじゃないかな、起業家って。業が深いですよね。起業って「業を起こす」って書くんです。

ー そんな家入さんの人生を変えた格言や言葉ってありますか?

若い頃は、『どうせ死ぬなら前のめり』という言葉を良く使ってました。でもなんか、熱血っぽくて僕らしくないなちょっと・・(笑)

毛沢東の言葉で、革命家の定義は『若いこと、無名であること、貧乏であること』というものがありまして。

ー 若い・無名・貧乏、どこに一番刺さりましたか?

要は、僕自身もかつてそうだったというところですかね?
僕なんかたいしたことないですけど、例えば、堀江さんや孫さんなど、そういったすごい人をみると、いきなり堀江さんになった、いきなり孫さんになったような感覚に陥るじゃないですか。生まれたときから天才みたいな。
でもそんなこと全くなくて。みんな同じような若い頃だったと思うし。
でもただ違うのは、一日一日やるべきことを一歩一歩やってきた結果が今であって、いきなり堀江さんじゃないんですよ。みんなそこを間違えちゃうんですよね。ワープしていきなり堀江さんになったわけじゃないんです。みんな誰しも若かった頃や無名だった頃、貧乏だった頃、フォロワーが0だった時があるんです。

かつての自分を思い出してみると、福岡の片田舎で、無名で、中卒で、親も自己破産していて貧乏だったんですよね。そこから自分に何ができるかをやってきた結果だと思っていて。全然まだまだですけどね。。なので、この3つは忘れてはいけない言葉だなと思っています。

ieirisan-6

常に自分たちが何と戦うべきかを明確にせよ

ー なるほど、良い言葉ですね。

あとは、『戦う相手を間違えるな』というのも最近よく言いますね。
僕らは僕らの目指したい世界を作るために、日々ビジネスやプロダクトを作ったりしていますが、往々にして、うっかり全然違うものと戦ってしまうことがよくあると思います。
自分の信じる世界を創るために、自分たちのやるべきことをやればいいはずなのに、自分の意見を批判してくる人と戦っちゃうじゃないですか?それって、戦う相手を間違えてるんですよね。
投資家も同じで、出資して、起業家が目指す世界を作るために、同じ船にのって一緒に何ができるかを考えるべきなのに、株主として物を言いたい、などと、起業家の時間を奪ったりと、そうなってしまうと戦う相手が変わってしまうんですよね。
常に自分たちが何と戦うべきかを明確にして、本質を見続けないと、人間ってすぐに間違ってしまうんです。

もちろん人って感情の生き物だから、日々いろんな局面で色々な感情がうごめくわけです。ただ、そういうのに振り回されていると、自分たちが何と戦うべきかがわからなくなってしまうんです。

ー ありがとうございます。ちなみに、最後に気になっていたことを伺いたいのですが、家入さんにとって、趣味は何ですか?

趣味は無いんですよ〜・・。あえていうなら読書や映画くらいかな。アウトドアやスポーツも嫌いですし・・

ー カメラが好きで持ち歩いてるとか、メガネも100本近く持っていると伺っていたので気になったのですが・・。

それwikipedia情報ですね(笑)カメラはもうやらないですね。メガネはいっぱい持っていますけど、引越しに伴いどんどん失くなっちゃって、今は10本くらいですね。

ー そうなんですね(笑)他の記事で、普段カメラを持ち歩かれていると仰っていたので、日々どういうところに感動して写真を撮っているのかなぁと気になりまして。

撮りはしませんが、マンション・・とか好きです(笑)都内の高速に乗ると、マンションがいっぱい見えるじゃないですか?あの1個1個の明かりというか、部屋を見るのが好きですね。パッと電気がつくと、今帰ってきたんだなぁ。22時だから残業だったんだろうなぁとか、今からテレビ見ながらコンビニ弁当食うんだろうなぁとか。あー、今電気消えたから寝るんだろうなぁみたいな。

ー それ、ストーカーじゃないですよね?(笑)

そうですね、紙一重かもしれません(笑)
要は、僕が一生知り合わないような人達が、こんなに世の中にたくさんいるんだということを知ると、自分という人間がいかにちっぽけかということを知るんです。自分のことなんて誰も知らないし、自分がやっていることは誰にも影響を及ぼさないし、これだけ知らない人たちが世の中に生きてるんだということを知ると、「よし、やろう」と元気が出るんです。本質に立ちもどれるというか。それは自分にとって、すごく良いことなんです。

最初の話にもどりますが、要は、自分なんて今生きてようが死のうが世界にとっては大差ない、という発想が僕の思想の根底にあって。どうせ大差ないのだったら、死ぬなら前のめり精神でやり切ったほうが楽しいなと思ってるぐらいなんですよね。

ー ありがとうございました。では、最後に起業家にメッセージをください。


前編はこちら↓